ハッピーエンド
ハッピーエンドが嫌いだ。
音楽も映画も。
いつかは報われるとか光に向かって進めって歌ってるアーティストも嫌いだし、無事2人は報われましためでたしめでたしみたいな映画もクソ喰らえだ。
ブルーバレンタインを見た。ジャンルはラブストーリーらしい。
ラブストーリーって普通は2人が出会い、惹かれ合い、幸せになれるまでの物語だけど、これはどうやって"終わったか"が2時間に詰まっている。
"いつか終わる感情なんて信じられる?"
そんな台詞が全てを表してる。
どんなに強く思っていてもいつかは終わる時がくる。信じてた物も呆気なく崩壊する時もある。
幸せな結末や前向きなら言葉だけでは救われない現実がある。
そんな歌や物語がもっと増えても良いのではないか?
永遠に続くものなんてないっていう現実を見せつけられる方がよっぽどハッピーエンドだ。